たけなか外科内科こどもクリニック

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知識は、Power!

2022/05/14

コロナ禍がはじまり3年間、人に対していろんな事を感じました。

初診外来や発熱外来における身勝手な方の診察の度、高校時代に倫理学で習ったパスカルの言葉を脳裏に浮べています。

「人間は、ありのままの自然を、その豊かさで壮大な威容のままに熟視するが良い。身の回りの卑俗なものから、はるか彼方に目を向けるが良い。この世界で照らすべく置かれた永遠なり灯火のような、あの輝かしい光に目を向けるが良い。そして太陽が描く壮大な円に比べれば、地球などは点のごときものだと知るが良い。その壮大な円でさえも、天をめぐる星々が描くものに比べれば、小さな点にすぎないということに、人は驚異の目を見張るがよい。」

万事、「zero-sum」です。「辛いこと」-「いいこと」=ゼロ

と自分に言い聞かせながらも、私も弱い人の一人なので、身勝手な患者さんにパワハラを受けるたびに今更ながら、幼少期や少年期に両親からよく言われた「お前は、馬鹿だ。生きる価値がない」がよみがえります。 情けない事ですが、心が苦しくなります。

その一方、かかりつけの患者さんに励ましていただき「power!」もいただいています。コロナの渦中に地域の新しい患者さんとも良い出会いを得ることができました。

この3年間で、この我々は正しい知識(統計学)に基づき患者さんにアドバイスをする必要性を再認識しました。

これからも、かかりつけ患者さんに、Evedence を元に医学的判断やAdvicesしたいと思います。

これまでのヒステリー日本社会が、成熟する過程であること願って。

知識は、Power!